本展では横浜発の活動やゆかりの作家たちの創作を中心に選りすぐりの名品約150点によって、大正期から高度経済成長期に至るまでの横浜のアートシーンをひも解きます。
10章構成からなる本展では25点の写真作品を展示しています。特に第6章「横展写真部創設」と題したセクションにおいては、1938年、横浜美術協会展(通称・横展)が全国の美術団体に先駆けて写真部を創設したことに着目しています。そして創設に関わった写真家とともに、奥村泰宏や常盤とよ子、浜口タカシなど戦後のハマ展で活躍した横浜ゆかりの写真家を紹介します。横浜美術館だからこそ紡げるストーリーと、横浜(ここ)でしか見られない作品群を存分にご堪能ください。